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アメカジ(アメリカンカジュアル)は、流行よりも「定番」を大切にするファッションです。
アメリカのワーク・ミリタリー・トラッド・バイカー文化から派生したリアルな日常着をルーツに持ち、年齢や時代を超えて愛されるアイテムが揃っています。
この記事では、アメカジの中でもとくにベースとなる10の定番アイテムを、代表ブランドと着こなし例(定番スタイル)とともに解説します。
アメカジのベースとなる「定番10アイテム」
1. Tシャツ
アメカジにおけるTシャツは、単なるインナーではなくスタイリングの中心となる存在。
肉厚でタフな生地感が好まれ、無地・プリント問わず「着るほどに味が出る」ものが選ばれます。
定番ブランド:
- Velva Sheen(丸胴ボディ)
- Goodwear(USA製ヘビーオンス)
- Champion(カレッジ風プリント)
- Healthknit(ヘンリーネック)
- Hanes(ビーフィーT)
定番スタイル:
- 白Tに色落ちジーンズ、足元にレッドウィングのブーツという「ザ・アメカジ」なコーデが代表格。
- ロゴT×チノ×コンバースのカレッジ風スタイルも人気です。
2. スウェット&パーカー
リバースウィーブ構造や裏起毛素材が特徴のスウェット・パーカーは、秋冬の定番。
レイヤードでも一枚でも様になる万能アイテムです。
定番ブランド:
- Champion(REVERSE WEAVE)
- Camber(超ヘビーオンス)
- Loopwheeler(吊り編み製法)
- Russell Athletic
定番スタイル:
- スウェットにデニムジャケット、ジーンズを重ねた「アメカジ三種の神器」的スタイルや、
- パーカーにレザージャケットを羽織る無骨なバイカースタイルが定番。
3. ネルシャツ
フランネル素材のチェックシャツは、秋冬の主力アイテム。
ワーク・アウトドアの要素を色濃く反映し、コーデに彩りと温もりをプラスします。
定番ブランド:
- Five Brother(ワーク色強め)
- Pendleton(ウール混チェック)
- The Real McCoy’s
- RRL(ヴィンテージ再現)
定番スタイル:
- ネルシャツ×色落ちデニム×ブーツの組み合わせは、アメカジの鉄板。
- 腰に巻いて90s的アレンジを効かせるスタイルもあり。
4. ジーンズ
セルビッジ付きのリジッドジーンズを穿き込んで、自分だけの色落ちを楽しむ“育てるボトムス”。アメカジの中心的存在です。
定番ブランド:
- Levi’s(501、505など)
- Warehouse
- Fullcount
- Sugar Cane
- TCB jeans
定番スタイル:
- 白Tと合わせたシンプルな王道コーデから、
- スウェットやネルシャツと組み合わせたワークスタイルまで、汎用性の高さが魅力。
5. チノパン
元はミリタリーパンツで、アイビールックやワークスタイルにも適応する万能ボトムス。
ストレートシルエットが基本。
定番ブランド:
- Buzz Rickson’s(ミリタリーチノの再現)
- Stan Ray
- Dickies(874)
- RRL
定番スタイル:
- チノ×BDシャツ×ローテクスニーカーで爽やかなトラッド感を演出。
- パーカーやキャップと合わせたラフなワークカジュアルにも応用可能。
6. デニムジャケット(Gジャン)
リーバイスの1st〜3rdタイプに代表されるGジャンは、春秋の軽アウターとして重宝。
シャツやスウェットとのレイヤードに最適です。
定番ブランド:
- Levi’s(506XX, 70505など)
- Sugar Cane
- Samurai Jeans
- The Flat Head
定番スタイル:
- ジーンズとのセットアップ「デニムオンデニム」はアメカジの定番中の定番。
- 白Tやスウェットを中に仕込んでバランスを取るのが基本です。
7. レザージャケット(ライダース)
バイカー文化に根ざした男らしいアウター。
ホースハイドやステアハイドなど、着込むほどにエイジングが進むのが魅力。
定番ブランド:
- Schott(641・613など)
- Vanson
- Lewis Leathers
- The Real McCoy’s
- Langlitz Leathers
定番スタイル:
- ライダースにパーカーとジーンズを合わせたカジュアルな着こなしや、
- 黒ジーンズ&ブーツでまとめた無骨な男らしいコーデが定番。
8. スニーカー(ローテク)
軽やかでクラシックなローテクスニーカーは、重たいアメカジコーデに抜け感を与えるアイテム。
色は白・黒・ネイビーが王道です。
定番ブランド:
- Converse(ALL STAR・Jack Purcell)
- Vans(Authentic・Old Skool)
- Novesta
- MoonStar
定番スタイル:
- 白スニーカーに色落ちジーンズ、Tシャツを合わせたベーシックなアメカジ。
- チノパンと合わせてカレッジ風にも。
9. ブーツ(ワーク・エンジニア)
ヘビーな革と堅牢な製法で作られるブーツは、アメカジの足元を支える存在。
履くほどに革が馴染み、味が出てくる育成型アイテムです。
定番ブランド:
- Red Wing(875・8875)
- White’s Boots
- Wesco
- Danner
- Chippewa
定番スタイル:
- ロールアップしたジーンズにアイリッシュセッター、ネルシャツやスウェットと合わせたワークスタイルが王道。
- タフな雰囲気が魅力です。
10. ベースボールキャップ
アメカジコーデに遊び心やストリート感を加える小物。
あえて“ダサかわ”なロゴ入りやフェードカラーを選ぶのも◎。
定番ブランド:
- New Era(59FIFTY)
- Ebbets Field Flannels
- Carhartt WIP
- The North Face PURPLE LABEL
定番スタイル:
- キャップ×白T×ジーンズの抜け感コーデや、
- キャップ×パーカー×ローテクスニーカーでスケーターライクにまとめるのが定番。
まとめ
アメカジにおいて「定番アイテム」とは、時代や年齢を超えて支持され続ける完成されたプロダクトです。
今回紹介した10のアイテムは、どれもファッションとしての魅力はもちろん、背景にある文化や歴史を含めて語れるものばかり。
まずはひとつ、手に取ってみるところから始めてみてください。
きっと、自分だけの“味”のあるスタイルが育っていくはずです。
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